「集団左遷」を観た。« |ブログホーム|» 「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」 を観た。
2008年11月22日
「善き人のためのソナタ」を観た。
[映画]
「善き人のためのソナタ」(DVD)
公開:2007年
本編:138分
監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
撮影:ハーゲン・ボグダンスキー
出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ、ウルリッヒ・トゥクール

■あらすじ
1984年、壁崩壊前の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)の局員ヴィースラー大尉は国家に忠誠を誓う真面目で優秀な男。ある日彼は、反体制的疑いのある劇作家ドライマンとその同棲相手の舞台女優クリスタを監視するよう命じられる。さっそくドライマンのアパートに盗聴器が仕掛けられ、徹底した監視を開始する。しかし、音楽や文学を語り合い、深く愛し合う彼らの世界にヴィースラーは知らず知らずのうちに共鳴していくのだった...。
■感想
最初は余りの重苦しさに苦しんだ。
観るのをやめようかとも思った。
それでも観続けたのは、ヴィースラーが変化していくのを感じられたからだ。
あの押圧の中で表現されていく赤裸々で微妙な変化。
その対極にあるドライマンの真っ直ぐな苦しみ。
物語が進むにつれて、目が離せなくなっていった。
この時代に生きる怖さは内側の人間にしか分からない。
密告は正当化され誰も信じられない。
事実は不正に歪められ、不当に消されていく。
人々が麻痺していく様をみて、この縮図は、未だ身近にあることを悟った。
小さな声を殺していく作業。
でも、この映画の時計は止まっていない。
移り変わる時代も人も、魅せてくれている。
今を生きる自分たちに希望をのせて。
投稿者 Motohiro:2008年11月22日 06:21
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